■ FAQ: 原反品質・性能
ビニール・カーテンの耐熱性は何度まででしょうか?
軟質塩化ビニール樹脂に耐熱性はありません。温度が高くなるに従って柔らかくなり、べた付いたり、劣化が促進されます。ビニール表面の温度が継続的に60度レベルを超えるような環境下でのご使用は推奨いたしかねます。
ビニール・カーテンの「難燃性」とはどういう意味ですか?
「難燃」という言葉が慣用的に使われていますが、厳密にはビニール・カーテンは、火の中では燃えるが火元を取り去ると速やかに鎮火する「自己消火性」を有する「防炎物品」です。建築基準法等で定められている「難燃材料」ではありません。当社ではこのような用語の混乱をできるだけ統一して行くよう留意しております。
機材に触れる場所で長期間ビニールを使用していたら接触部分が変色したのですが。
軟質塩化ビニールは、他樹脂や塗装面と長期間接触していると、成分中の可塑剤が移行して接触面を汚染する場合があります。汚染の有無や程度は被着体によりますが、ご不明な場合はできるだけ直接の接触をお避けください。
間仕切りのカーテンが機材にかかってしまう場所ですが、ビニールを使用して問題ありませんか?
一般の軟質塩化ビニールは、プラスチック素材や塗装によっては可塑剤が移行して汚染したり損傷を与える場合があります。アキレスフラーレ・ノンマイグレFはこのような現象を極力抑えた防炎性軟質透明ビニールです。但し、相手の素材や高温などの外部要因により、移行がないとは言い切れませんので、予め試験をした上でご使用されることをお勧めいたします。
ビニラスは平滑面ならどこにでも貼り付けできますか?
ビニラスは自己粘着性フイルムであり、ガラス等の平滑面に貼り付けることができます。また、剥がしても糊跡の残る心配がありません。しかしながら、ポリカーボネートのような樹脂には可塑剤が移行して汚染、損傷を与える場合があります。プラスチック素材との適合可否は別途ご相談ください。
ビニラスは防虫用途にも使えますか?
防虫カーテンの原理は、光に集まる虫が感応する紫外線域の波長を遮断することにより、虫に光を感じさせないというものです。ビニラスはクリーンルーム等窓貼り用の紫外線遮蔽設計であり、虫の視覚を意識して設計されたものではございません。
日の射し込む窓にビニラスを貼って省エネしたいと考えています。
ビニラスが吸収するのは紫外線とそれぞれの色相に対応した可視光線です。色が濃くなるほど日差しを弱めることが出来ますが、アキレスは高い透明性を持ちながら、もっと効果的に日射エネルギーの大半を占める近赤外線を吸収するフィルム「アキレスサーミオンクリア」という製品を開発しております。
セイデンクリスタルの帯電防止性能は湿度に依存しますか? 想定した効果が得られなくなる湿度は何%からですか?
セイデンクリスタルは、界面活性剤の親水性によりカーテン表面に水の分子をひき付けて帯電防止効果を得ます。従って雰囲気中の湿度が高いほど効果を得やすいと言えます。しかしながら相対湿度が20%という乾燥状態でも、表面固有抵抗率10の12乗Ωレベルという試験データを得ていますので、クリーンルーム環境で帯電防止性能が不足することはないと考えております。
アキレスのビニール・カーテンの帯電防止性能はどのくらい持続しますか?
簡易的な帯電防止塗工と違い、帯電防止基本性能はカーテン自体の耐用期間中経時変化いたしません。但し、汚れ除去等に溶剤を使用しますと、セイデンFの塗工面は落ちてしまいます。溶剤のご使用はビニール表面の界面活性剤を拭き取って、ビニールそのものにもダメージを与えますのでお避けください。